昨年の10月から縁あって保護猫「セイちゃん」の預かりを始めました。預かりさん家の先住猫と折り合いが悪くて飼い猫のいないうちで預かることになりました。もうすぐ1年が経とうとしています。
昨春、保護犬活動ををしている方の犬の散歩についてきて保護されたラッキーな猫です。その時点ではガリガリに痩せて、お口の中も口内炎でひどい状態だったそうです。難治性口内炎ということで、全抜歯の手術を受けています。
預かりを始めたのは、手術を受けて小康状態、「これで治っていくといいね」という頃でした。
それから・・・
<再発し始めた頃 今年の1月>
口の周りに血が滲んで、口の上の毛が抜けはじめました。
犬歯の抜歯あとや奥歯のあたりがが真っ赤に炎症をおこしています。
痛みで大きく口を開けることもできず、ご飯も少しずつしか食べられませんでした。
痛み止めの注射を打っていましたが、悪化したのでステロイド注射と抗生剤で様子見です。
原因不明。抜歯後はほとんど再発しないらしいけれど、セイちゃんは再発。
これはもう、漢方を扱う我が家で預かっためぐり合わせか、偶然の必然⁉
抗生剤もステロイドも痛み止めも対処療法でしかありません。
悪化する度にこれを繰り返せば、口腔内の症状だけにとどまらず、他臓器にも影響が出るでしょう。じーっと痛みに耐える姿になんとかならぬか?と、やってみました。
保護団体さんからの免疫力アップのサプリメントと漢方で抗炎症・殺菌作用、血流改善、栄養補助、腸内環境改善を組み合わせてコツコツと。
今年8月の受診時の写真
ほとんど炎症は見られず、猫白血病・猫免疫不全ウイルスどちらも陰性\(^o^)/
<現在>
大あくびもできるようになりました。食べる量も増え、順調に体重も増えています。遊びも(猫じゃらしが大好き)活発。面倒くさいなと相手にしなかったら、頭を叩かれました!猫らしい態度らしいですね、猫飼い初心者なのでビックリ。
とっても甘えん坊で、初日から毎晩一緒に寝ています。腕枕で見つめあって、チュッ♡
引っ掻いたり、噛んだりしません。おなかを見せてゴロンゴロン、「なでていいよー=^_^=」と触り放題!抱っこも爪切りもさせてくれます。高いところや虫が苦手。障子・畳・ふすま有の部屋で過ごしていますが、一切悪さをしません。ご飯の好き嫌いもありません。
イケメン黒猫で甘えん坊なセイちゃんに良いご縁を!!
Viva!漢方!